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2009年7月29日 (水)

愛をください

癌であることを告白し、闘病生活を続けていた歌手の川村
カオリさん
が、28日午前11時1分、都内の病院で乳癌のため
死去しました。
享年38歳。


TBSテレビ「金曜日のスマたちへ」で何度か、癌と闘いながら、
必死で子育てする川村カオリさんの姿を見ました。

モスクワの貿易会社に勤めていた日本人の父とロシア人の母
の間に生まれた川村さんは、11歳の時に家族と共にモスクワ
から千葉県に移住。
帰国後に編入した小学校で、日本人ではないという理由から
壮絶ないじめに遭ったそうです。
上履きを隠されたり、教科書を破かれたり、給食にゴミを入れ
られたり…挙句の果てには「川村かおりを殺す会」が作られた
といいますthink
別のターゲットを探せば、自分がいじめに遭うことはない、と
いう自ら学んだ悲しい教訓から、中学生になると、自分より
弱い者を見つけ、いじめる側に回ったそうです。
ところが、ソ連による大韓航空機撃墜事件が起きると、教師
から「外道!」と言われ、またまたいじめは激化。
なんと心無いことを言う先生でしょう!angry

都内の中学校に通いながらライブハウスに通ううちに音楽関係
者と知り合い、1998年、辻仁成プロデュースにより「ZOO」で
デビュー。
ショートカットの男の子のような女の子が、「愛を~ください」と
歌うハスキーボイスが印象的でした。

その後、「邦ちゃんのやまだかつてないテレビ」のテーマ曲
『神様が降りてくる夜』、『翼をください』などがヒット。
日本での活動休止を経て、女優やDJとしても活動再開した
1998年、お母さんが乳癌で死去。
翌年、ギタリストのMOTOAKIさんと結婚し(2007年離婚)、
2000年には長女を出産しました。

そんな折、2004年に乳癌が見つかります。
左乳房の切除手術と抗がん剤治療を経て、2005年に芸能
活動を再開、同年に発売したエッセイで、少女期に受けた
いじめや乳癌を患った事と闘病生活などを明かしました。
またこの頃から参加したピンクリボン運動のイベントで、
「年に1度はマンモグラフィー検査に行ってほしい」と
訴えていました。

2008年10月、ブログで癌の再発を発表。
昨年関節炎と診断された胸の痛みの原因が、実際は癌で
あり、リンパ節、骨、肺の3ヶ所に転移しており手術が出来
ない為、点滴での抗がん剤治療を続けている事を明かし
ました。

今年12年ぶりにソロ活動を再開させ、新曲「バタフライ」を
発表。
5月には、普通に立っているのももしんどい状態で、東京渋谷
CCレモンホールで、13曲3時間に及ぶライブを決行。

2009年7月1日、ブログで癌の新たな転移が見つかったこと
を報告。
「しばらく治療に専念したいと思います」と、歌手活動休止を
宣言したのが、最後のブログ更新となってしまいました。

7月17日、ライブの模様が「金スマ」で放送されましたが、
川村さんはスタジオ収録には参加出来ず、代わりに娘の
ルーちゃんにあてた手紙が読まれました。
ライブでは、最初は客席で観ていたルーちゃん。
いつしか席を立ち、舞台の袖でお母さんを一生懸命
見守っていました。
番組では、ルーちゃんを連れてロシアのお母さんの実家を
訪ねた時の模様も放映しました。

「ここにもあなたの家族が居るんだよってことを、教えた
かった。
これからの人生で何か行きづまることがあったら、ここに来なさい。
きっと答えを出してくれるから。
それから、自分の体は自分で守るんだよ」

という、ルーちゃんへのメッセージを込めた旅でした。

川村さんはご家族に見守られながら、静かに息を引き
取ったそうです。
残していくお嬢さんのことは心残りでしょうが、お母さんが
見せたその生き様は、小さなルーちゃんにもきっと伝わって
いるのではないでしょうか。
ご冥福をお祈りします。

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